洗濯機かさ上げとは?
「かさ上げ」の「かさ」は漢字だと「嵩」です。
「嵩(かさ)」とは、物の大きさ、分量。体積。容積のことです。
「雨で川の水嵩が増す」
「荷物の嵩が張る」
「借金が嵩む」
とか、こんな使い方をします。
ようは洗濯機かさ上げとは、「洗濯機を高くする」といった意味になります。
洗濯機をかさ上げする意味とは?
では、何のために洗濯機をかさ上げ(高くする)する必要があるのでしょうか?
かさ上げするメリットはいくつかあります。
- 洗濯機の下に空間が出来るので掃除がしやすくなる
- 排水ホースが潰れず、余裕をもって排水出来る
- 物を落としても拾いやすい
- 風通りがよくなり、カビを防げる
洗濯機の下に空間が出来るので掃除がしやすくなる
最近の洗濯機は、たくさんの機能が装備されていて、大型化に向かっています。
大型になるにつれて、洗濯機と防水(洗濯)パン、床とのスキマが十分に確保されていません。
スキマが無いということは、手や道具が入りずらく、十分な掃除をすることが出来ないということです。
そんな場合には洗濯機かさ上げでスキマを作ることにより、簡単に掃除が出来るようになります。
マンションでは年に1回程度、配管洗浄業者が排水管の中を洗浄してくれるケースがよくあります。
しかし洗濯機と床とのスキマが十分でないと、作業することが出来きません。
排水ホースが潰れず、余裕をもって排水出来る
洗濯機と床とのスキマがないと、洗濯機の重みで排水ホースを潰してしまい、排水出来なくなることがあります。
また排水ホースに傾斜をつくることが出来にくいので、流れにくくなってしまいます。
うまく排水出来ないと、洗濯機が故障したり、水漏れを起こしてしまう可能性もあります。
なので洗濯機をかさ上げすることにより、スムーズに排水出来るようになります。
物を落としても拾いやすい
洗濯機と壁とのスキマに物を落としたことありませんか?
靴下や下着などの洗濯物や、ハンガーなどであれば、あきらめもつくと思いますが、スマホや高価なアクセサリー等を落としてしまうと、泣くに泣けないですよね。
洗濯機の脇や後ろに物を落としてしまい、取れなくて諦めた方も多いのではないでしょうか?
しかし洗濯機下にスペースがあれば、落とし物を拾いやすくなります。
風通りがよくなり、カビを防げる
洗濯機の下の防水パンには、水が溜まったりすることもあります。
また排水口もあるので、常に「湿気」で充満しています。
また排水には、洗濯物に含まれる水分や汗、皮脂などの汚れも混ざっています。
風通しの悪い空間+湿度が高い+栄養分がある。
カビが繁殖するには、もってこいの場所です。
まさに「カビ」にとって天国なのです。
洗濯機をかさ上げして、すき間を作り、風通しを良くするようにしましょう。
洗濯機をかさ上げする方法
洗濯機をかさ上げするメリットについては、お判りいただけたと思います。
では具体的に、どのようにかさ上げをしたらよいのでしょうか?
洗濯機をかさ上げするには、いくつかの方法があります。
かさ上げ台の上に、洗濯機を乗せる
洗濯機と防水パン(床)との間に、「かさ上げ台」を置くことにより、かさ上げすることが出来ます。
かさ上げ台は、ホームセンターなどでも売られています。