みなさん、洗濯機選びで最初に悩むのが「縦型かドラム式か?」問題です。
家電量販手に行くと、「縦型」と「ドラム式」半々程度に置かれていることが多いようです。
しかし実際には、圧倒的に「縦型」のほうが販売台数が多いのです。
ドラム式洗濯機は、スタイリッシュで高機能というイメージがありますが、実際にはどうなんでしょうか?
この記事では4つの視点から、「縦型」「ドラム式」どちらが、あなたにとってマッチするのかを説明していきます。
洗浄力
縦型とドラム式とでは、洗浄方法が異なります。ぞれぞれ、説明していきますね。
縦型洗濯機
縦型洗濯機は、水をたくさん使って洗う『もみ洗い式』です。水の渦で洗濯物同士が擦れあうことによって汚れを落とします。
メリット
大量の水を使うので、「泥汚れ」に強いと言われています。
汚れや洗剤分がしっかりと洗い流せるため、スッキリ洗いあがる。
デメリット
擦り洗いなので、衣類が傷みやすい。
絡まりやすいので、しわになりやすい
水道代が高くつく
ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機は、ドラムを回転させ少量の水で「衣類を持ち上げて→落とす」を繰り返す『たたき洗い式』です。
メリット
擦り合わせないので、衣類が傷みにくい
ドラムの下部に溜めた、少量の水で洗うので節水できる
洗剤の濃度が高く、シミ汚れ、皮脂汚れに高い洗浄力を発揮する
デメリット
縦型と比べ、汚れや洗剤分が残りやすい
乾燥力
縦型とドラム式では乾燥方式が異なります。
縦型洗濯機
縦型洗濯機は「ヒーター乾燥」を採用しています。
文字通り、ヒーターの熱で洗濯物を乾燥させる方式です。
ドライヤーの熱風を洗濯槽に送り込んでいるイメージです。
デメリット
ふわっと衣類が舞わないので、全体に温風が行き渡らないためシワになりやすい
電気代が高くなる
ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機は「ヒートポンプ式」を採用していることが多いです。
ユニットに洗濯槽内の空気を送り、そこで湿気を含んだ空気を除湿して、カラカラの乾いた空気にします。
そのあと、温めて60℃くらいのドライな温風にして、洗濯槽内に戻して乾燥させます。
メリット
ドラムを回転させながら乾燥させるので、ふわっと仕上がる
ヒーター式より、電気代が安く済む
価格・ランニングコスト
縦型洗濯機
本体価格
5~15万円
ランニングコスト
水道代 30円/回
ドラム式洗濯機
本体価格
15~35万円
ランニングコスト
水道代 20円/回
使いやすさ
縦型洗濯機
使いやすい点
洗濯の途中で洗濯物を追加できる
使用後にふたを開けて、洗濯槽を乾燥させやすい
比較的小さいので、置き場に困らない
使いにくい点
毛布など大物の洗濯物は、出し入れ入しにくい
洗濯機の上にふたがあるので、物を乗せることが出来ない
ドラム式洗濯機
使いやすい点
洗濯物の出し入れがしやすい
洗濯機の上に物を乗せることが出来る
デザイン的に優れている
使いにくい点
ドアを開けっぱなしにすると、人が通れなくなる(ドアが前方に開くため開けたままにしずらい)
まとめ
乾燥を使い機会が多そうであれば、「ドラム式」。
普段は干すことが多いけど、ときどき乾燥を使いたい場合には、「縦型」。